「真言宗高野山派 瑠璃光山薬師寺」が、本当の名前です。
本寺の開山は記録に残っていませんが、2冊の「中興建立記」によると、寛文5年(1665年)本尊開帳以後本堂改修を始め、次々と伽藍が建立され、整備されました。その当時は、現在の場所ではなく、山の麓の、田代川右岸の今の畑地に建てられました。
現在の伽藍は、江戸末期から明治初期にかけて建立されたものです。鐘楼門には、十二支の彫刻と、京都東寺管長筆の山号木額が掲げられています。現在の本堂は、明治3年(1870年)に建てられたもので、宝形造(ほうぎょうづくり：屋根面の頂上を一店に集める)の前面を入母屋造(いりもやづくり)とした、一見すると神社のような変わった形式になっています。間口は3間(5.4m)、奥行きは2間(3.6m)で、本堂向拝の軒下には、精巧な龍の彫刻がされた蝦虹梁(えびこうりょう)があります。本尊薬師如来像は室町末期の作といわれており、日光・月光初め仏像13体は、岩村城内の薬師寺より迎えられました。本尊仏と石灯篭は、小原村(※)文化財に指定されています。
※)現在は豊田市ですが、昔は西加茂郡小原村でした。
交通：名鉄豊田市駅からとよたおいでんバス小原・豊田線「上仁木」下車 徒歩１５分
カーナビマップコード：98021524*38 (川見駐車場)
INDEX
階段
川見薬師寺
境内は山の上にあるので、175段の階段を上っていきます(車用の登路もあります)。
最初は、本四国88か所にちなんで88段登ります 
階段を88段登ったところの左手の大きな紅葉がとても綺麗です。 
大モミジの木を裏から覗く 
続いて、女子33才厄除けにちなんでに33段登ります 
階段右側の紅葉が真っ赤で綺麗です。 
階段右側の紅葉が真っ赤で綺麗です。 
さあ、あと男子厄除けの42段…!? 
実際は、男子厄除け42段後、十二支にちなんだ12段が続きます 
京都東寺管長筆の山号木額 
階段を登りきって境内へ
本堂
階段を登り切った、鐘楼の左手に、本堂があります。
鐘楼の左手に、本堂があります 
手水舎の瑠璃色の龍 
本堂
(本堂内部は、撮影禁止です…。)
蝦虹梁(えびこうりょう)の昇り龍、降り龍
本堂の軒下の梁、「蝦虹梁(えびこうりょう)」と言いますが、2本あるこの梁には、龍が彫られています。それぞれに、昇り龍、降り龍が彫られています。
蝦虹梁の昇り龍
「日本一の龍」の看板 
龍に色をつけてください
甘酒
あと、境内の右手の寺務所では、甘酒などがいただけます(有料です)。
寺務所にて甘酒
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