龍に色をつけてください
龍を彩色復元するためのお願い(看板より)
当寺の本堂は江戸末期に再建立され、主屋と端部を繋ぐ蝦虹梁の龍は、精密にして自由闊達、豪著な昇り龍、降り龍の対龍であります。開けゆく時代、幕末の気風をいきいきと表現しており、日本一の龍として自負しております。
落成した当時は絢爛たる極彩色に輝き、碧天に飛び出さんばかりであったと想像されます。
しかし、惜しいかな、長年月を経て退色著しく、往時の面影をその彫りの深さに偲ぶのみとなっております。
当寺では、彩色復元の願を掛け、各方面にご浄財の寄進をお願いしているところでありますが、多大の費用を要するのも現実であります。
ここに、御参拝の方にも広くご協力をお願いする次第であります。
平成12年1月吉日 願主 瑠璃光山 薬師寺
御芳名を長く後世に残しますので、御寄進くださる方は、庫裡にて御記帳ください。
0件のコメント