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昭和20年1月13日午前3時38分頃に発生した、
三河湾東北部(西浦町沖合)を震源とするマグニチュード7.1の
三河地震によって出来た地割れです。
この地震では、隆起・沈降・場所によっては横ズレも伴った著しい地形の変化が見られました。
この地割れは、深溝(ふこうず)断層に沿ってできたもので、地震の凄さをよくとどめています。
形原地区における断層上での隆起は1.5mにもなり
、甚大な被害は主に断層周辺でもたらされました。
深溝断層は、形原町音羽川河口より北進し、ここ一色町から幸田町深溝まで進み、急に90度西へ
曲がりながら三ヶ根山を迂回し、逆川の北方で消滅しています。陸地部分での延長は約9kmです。
深溝断層の活動周期は、最近の調査で、数万年単位の長いものであることがわかってきました。
しかし、場所によっては、三河地震が起きる約4000年前の活動が推定される部分もあり、
比較的短い周期で活動を起こす可能性も否定できません。
この地割れは、蒲郡市内に現存する中でも当時の様相をそのまま残しているもので、
昭和51年指定時の延長は41mありました。近年、堆積物により埋没の危機にさらされてきたので、
当時の姿を保存するため、平成15年復元整備がおこなわれました。

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