撮影日:2019年09月30日 15時42分
カメラ:メーカ=Panasonic モデル=HC-WX990M

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室町時代の15世紀中頃、西郷弾正左衛門頼嗣が、ここ竜頭山に城を築城した日、どこからともなく、柳色の(5枚重ねの)唐衣に、紅の袴をつけた気高い乙女が天守に現れて「われはこれ歳(幾?)久しく此の処に住む龍神なり、汝われを鎮守の神と崇め祀らば永く此の城を守護し繁栄不易たらしめん」と言葉を発した途端、井戸から滝のように勢いよく水が噴き出て、高く天にいる龍神(乙女)に注ぎ、黒雲が舞い降りて天守を包むと見る間に龍神(乙女)の姿は消えてしまいました。この不思議な光景に城主の頼嗣は驚き、天守の上に龍神を祀って城の安泰とご加護を祈り、城の名を「龍ヶ城」、井戸の名前を「龍の井」と名付けました。
また、天文11年(1542)12月26日に、後の徳川家康、こと幼名、竹千代が生まれたときにも、この子の誕生を待っていたみたいに、城の上に、雲を呼び風を招く金色の龍が出た、と言い伝えられています。
現在も、この「龍の井」は健在で、東照公遺訓碑の右側(龍城神社の斎館の脇)にあります。

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