「厭離穢土、欣求浄土(おんりえど、ごんぐじょうど)」と掲げてありますが、これは、
「今は戦国乱世の時であり、武士が自分の欲のために戦い、国土が汚れている。
この穢土を厭(いと)い離れて、永遠に平和な浄土を欣(ねが)い求めて、それを成しなさい」
という意味があります。
家康が19歳のとき、桶狭間の戦いで、頼っていた今川義元が織田信長に殺されたので、
尾張の大高城から岡崎に逃げ帰り、大樹寺の先祖の墓の前で自害をしようと考えます。
当時の住職登誉天室上人が「厭離穢土、欣求浄土」と説き、自害を思いとどまらせました。
それ以降、家康は熱心な念仏者となり、この8文字を座右の銘とします。
また、祖洞和尚が、門の貫木(かんぬき)を振り回し、追っ手を追い払いました。
家康はこの貫木を幸運の貫木として、尊信したといわれます。
この貫木は、現在も大樹寺に安置されています。
撮影日:2007年11月17日 14時05分
カメラ:メーカ=Panasonic モデル=NV-GS500
Copyright:(C)Azutelier
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