撮影日:2008年06月08日 13時58分
カメラ:メーカ=Panasonic モデル=NV-GS500

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●江戸系●
江戸花菖蒲は主に花菖蒲園に植えて、群生の美しさを鑑賞してきた系統なので、
風雨にも強く、草丈も比較的高く、江戸っ子好みのすっきりした粋な感じの花が
多く見られます。また奇花も含め多様な花形が見られるのも江戸花菖蒲の特徴です。
性質も丈夫な品種が多く、花菖蒲園に最も向く系統です。
●伊勢系●
花弁が垂れた三英咲きに特徴があります。また「くも手」といって、雌しべの先端に
トサカ状の切れ込みが見られるのも伊勢花菖蒲の特徴です。葉と花茎の高さはほぼ同じ。
男性的な肥後系に対して、伊勢系は女性的で繊細な美しさにあふれています。
●肥後系●
極大輪で堂々とした風格に特徴があります。本来は室内鑑賞を目的として改良されてきた系統で、
豪華さでのなかにゆるぎない品格を兼ね備えており、鉢で栽培して室内で観賞してこそ本来の
美しさに触れる事ができます。反面、露地栽培では大輪の花が風雨に弱く群生美にかけ、繁殖も
江戸花菖蒲に比べやや劣る品種もあるなどの欠点があります。最近ではそれらの短所を改善した
優秀花が作り出されていますが、やはり本来は一輪の花を室内でじっくり観賞したい系統です。

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