撮影日:2007年06月30日 16時27分
カメラ:メーカ=Panasonic モデル=NV-GS500

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明治30年、電気事業は産業の発展、国家経済に有益であり、
それには水力発電所が有望であるとして、
岡崎電燈の杉浦銀蔵、田中功平、近藤重三郎の三氏らにより
建設されたのが岩津発電所である。
郡界川の豊富な流量と、二畳ヶ滝の落差を利用した出力50キロワットの発電所で、
岡崎方面1300戸に初めて電燈をともした。
その後、明治33年12月102キロワットに増設され、岡崎電燈の中心的発電所として
活躍したが、大正15年落雷による火災で焼失し、昭和2年3月130キロワットの発電所として
再建されて現在に至っている。
現在中部電力の発電所総出力は、水力・火力・原子力併せて三千万キロワットを超えている。
岩津発電所は小水力ではあるが、その一翼を担う歴史的かつ貴重な発電所である。
明治・大正・昭和・平成の四代を生き抜き、中部電力で現存する最古でしかも
最小の水力発電所であることからここに運転開始100年を記念し、
太田宏次社長が賦された漢詩ならびに書を詩碑として建立したものである。
 
平成9年10月吉日

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