撮影日:2010年08月12日 16時16分
カメラ:メーカ=Panasonic モデル=NV-GS500

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【名鉄電車 モ805、ク2313】
展示の電車は、名古屋鉄道株式会社から、豊田市民へ寄贈された「実物の電車」です。
モ800型は昭和10年に、ク2300型は昭和13年に日本車輌製造(株)で制作され、名鉄本線用では最古参の電車です。当時、名古屋押切~新岐阜間を35分で結ぶ花形特急電車としてデビュー、昭和23年5月には、豊橋-新名古屋-新岐阜間のレールがつながり、直通運転が可能になってからは、同区間の直通電車として活躍していました。以来、実に48年間、地球200周にあたいする約800万kmを走行し、昭和58年1月、この場所に展示する直前まで、本線上を実際に走っていた古つわもの電車です。
展示のモ805、ク2313の2両が、この鞍ヶ池公園へ”おこしいれ”したのは、豊田市民が長年待ち望んでいた豊田市~名古屋間を短絡的に結ぶ、「豊田(新)線」が昭和54年7月29日開通、その開通前3ヶ月間にわたり、この2両編成で、レールや、信号、自動列車停止装置の作動など数々のテストを繰り返した「試験車両」であるところから…つまり、「豊田線を最初に、いの一番に走った記念電車」であることから、豊田市へのプレゼントが決まったものです。
今後とも、よい子たちの実物の教材として、公園の憩いの場として、末長く可愛がってください。
昭和58年3月 豊田市長 西山 孝

車両の要項 モ805
(モ:モーター付車)
ク2313
(ク:運転台付付随車)
車両製造所
製造月日 昭和10年4月 昭和13年10月 日本車輌製造株式会社
定員

120人(内、座席68人)

140人(内、座席70人)

最大寸法(長,幅,高) 18340×2740×4203 18354×2740×3853
自重 37.53t 27.50t
最高速度 時速100km


注:名鉄豊田線 名古屋市営地下鉄3号線(鶴舞線)に赤池にて接続し、豊田市~浄心間で相互乗り入れ。

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