D51688号パーフェクトブック：p19(給水ポンプ)

【給水温め器】
④給水温め器・・・ボイラー内に炭水車の水を直接入れると、ボイラー内の温度が冷めてしまいます。これを防ぐために、ボイラーへ水を入れる前にあらかじめ水を温めておくためのものです。④給水温め器で温めると、水の温度は90℃～110℃になるそうです。水を温めるためには、①給水ポンプを動かした蒸気と空気圧縮機を動かした蒸気に、シリンダーからの排蒸気を合わせた3つの排蒸気が使われます。
【罐逆止弁】
⑤罐逆止弁・・・ボイラーへ入った水が逆流することを防止する弁です。①給水ポンプから送り出された水は、④給水温め器で温められてから、ボイラー(罐)に送られます。もちろん、給水する場合には、ボイラーの入り口のコックを開けておかないといけないのですが、ボイラー内へ水が貯まって給水を止めた場合、ボイラーの入り口のコックを閉めておかないと、ボイラー内の圧力でボイラー内の水がボイラー入り口から逆流してしまいます。⑤罐逆止弁は、ボイラーへ入る水は流れるのですが、ボイラーからの逆流は自動的に止めるようにできているので、ボイラー内の水が④給水温め器、①給水ポンプに逆流することを防止するようになっています。

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