名鉄7000系 パノラマカー
ここに展示されている名鉄7000系車両は、昭和36年に日本初の2階運転台・1階展望客室を備えた特急電車”パノラマカー”として華々しくデビューしました。ボディカラーの鮮やかなスカーレットは、この車両で初めて登場し、以後、同社車両の標準色となっております。また、装備面でも日本初のメロディー付き警笛「ミュージックホーン」や側面連続客室窓を採用するなど、大変意欲的で画期的な設計がなされており、昭和37年には鉄道友の会から当該年度の最優秀車両に贈られるブルーリボン賞を授与されました。
デビューと同時に7000系パノラマカーは大好評を博し、始発駅では展望車の最前席を確保するため、数時間前から並ぶ人もおりました。その後も長年、名鉄の特急電車として活躍し、沿線住民の皆様に大変愛され親しまれておりますが、近年は徐々に新型車両に道を譲りつつあります。
中京競馬場では名古屋鉄道(株)のご協力を得て、この歴史的名車を子供たちに親しまれる当場のシンボルとして、末永く後世に伝えるべく保存・展示いたしております。
展示車両の先頭車2両(車番7027F・7028F)は昭和43(1968)年、中間車(車番7092F)は昭和49(1974)年にそれぞれ日本車両(株)で製造され、平成14(2002)年3月28日を最後に引退しました。その後、岡崎市の名鉄舞木検査場で整備工事を施し、同年7月31日に搬入、8月23日よりその勇姿を一般公開いたしております。
−JRA中京競馬場−
撮影日:2015年10月15日 15時34分
カメラ:メーカ=SAMSUNG モデル=SC-01F
Copyright:(c)Azutelier
カメラ:メーカ=SAMSUNG モデル=SC-01F
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